世界経済は少しずつ成長を続けてきた
NYダウ平均株価のリターンは平均6%
ここでは世界株価の指標ではなくNYダウ平均を取り上げますが、1915年1月から2019年末までのインフレ調整前のデータです。下図は1915年以降104年間における推移です。(図の出典:macrotrends)
長期的な視野で緩やかに
世界経済の成長を取り込む方法には、世界の株価上昇を資産に反映すべく世界中の様々な大企業に分散投資して保有するか、またはそうした運用を行っている投資信託を保有するなどが考えられます。そのような運用を行う際に認識しておきたいことは、毎年リターンが出るわけではなく、景気後退局面や経済危機も、為替の円高で目減りする局面もあるということです。長期的な視野で世界経済の成長が資産に反映されることを期待し、緩やかにリターンを積み上げていく路線と言えます。
これからは経済成長プラスアルファを目指したい
今後も同じペースで経済が発展するわけではなく、世界経済の成長は年々鈍化していると言われています。
方策として、市場平均に対してプラスアルファを少しずつでも取っていくという考え方があります。例えば、今後の社会において成長イメージを描ける業種や企業は多めに持ち、描きにくい業種や企業はあまり持たないといった資産構成を組むといったことです。
個別株を組み合わせる方法
有望なセクターにあり競争力の高い大型株を分散して持つことで、経済プラスアルファを目指すことが可能です。
アクティブファンドを活用する方法
アクティブファンドとは、プラスアルファを少しずつでも取っていくことを目指して運用する投資信託のことです。
投資信託を活用することの利点は、運用がシンプルになることと、金額的に小ロットずつ買えることです。このため、次世代への維持を視野に入れた運用や忙しい現役世代の資産形成にマッチしています。何十年もの実績を持つ投資信託は限られていますので、予定する運用期間に照らして信頼できる商品をしっかりと選定することが大切です。