保険の窓口へ行く前におすすめしたい生命保険の選び方保険代理店のイメージ絵

生命保険を検討する際、とにかく早く商品を選びたいときは街中によく見かける保険代理店舗へ足を運ぶのが良いでしょう。また、コロナ禍の最近では、インターネット申込みを利用することでコストの安い保険契約も増えているようです。

あるいは、従来のように信頼できる保険セールスマンから直接説明を受け契約するなど、広い選択肢の中から納得のゆく選択をする必要があります。

そこで、今回は保険契約の前に注意しなければならないポイントをまとめてみました。

生命保険には、貯蓄や運用も兼ね備えた終身保険や年金保険など、ごく身近な商品があります。ご自身の目的に合わせた選び方をおすすめいたします。

  1. 資産運用と保障を兼ねた保険の注意点
  2. 解約返戻率の低さに注意
  3. 保険の最大の目的は「保障」機能である
  4. 保険料は所得とのバランスに注意
  5. できるだけ少ない掛け金で始めることが良い
  6. 生命保険の加入は慎重に


1.資産運用と保障を兼ねた保険の注意点


年金保険・終身保険のような貯蓄型の保険では、保険料の払込期間を満了した場合に、それまでに支払った保険料の総額以上の解約返戻金を受け取れるため、資産運用の側面があります。このため、生命保険への加入にあたって、保障と資産運用を兼ねたいと考えている人は多いことと思います。

注意したいのは、払込総額以上の返戻金を受け取れるのは、あくまでも満期以降に限られることです。保険料の支払い継続が困難になれば、中途解約、すなわち満期以前に解約することとなります。その場合には、解約返戻金が払込総額を下回るケースがほとんどです。

実際問題として、中途解約を迫られる可能性は誰にでもあります。契約の継続が困難となり、中途解約に至った場合、当初は貯蓄を目的として加入していても、結果的には資産の目減りを招くおそれがあります。


2.解約返戻率の低さに注意


次に貯蓄型保険の解約返戻率と換金性の低さについて、日本とアメリカの制度の違いから触れてみたいと思います。

アメリカの保険市場には、ライフセトルメントという生命保険の二次流通市場が存在しています。どういう事かと言うと、保険契約を第三者に売却することで保険証券を換金できる仕組みのことで、この制度によって、解約返戻金より高い価格で売却することが見込め、より良い条件での換金が可能となります。

しかし、日本の保険市場にはこのような制度がありません。第三者への保険契約の売却が不可能である以上、「保険証券の換金」すなわち「保険会社が定める返戻率に応じた返戻金を受け取ること」とならざるを得ないのです。

さらに、生命保険は保険会社との契約行為であるため、契約内容の見直しが容易ではありません。

したがって、資産運用を兼ねて生命保険に加入するならば、中途解約せずに満期を迎えられるよう、慎重に検討を重ねたうえで加入する必要があります。

3.保険の最大の目的は「保障」機能である

大切にしたいこと


さて、具体的に、何を基準に検討すればよいのでしょうか。

まず押さえておきたいのが、生命保険の第一義は、あくまでも「保障」にあるということです。

生命保険の役割は、死亡・病気・ケガなどのリスクに備える「保障」にあります。この「保障」を確保し、なおかつ資産運用の役割も持たせることに意味があるのです。

単に資産運用だけを目的とするならば、中途解約によって目減りする生命保険に加入するのではなく、投資信託の積み立て投資に保険料分を積み立てたほうが効率的です。

投資信託のような有価証券であれば、換金性は高く解約に伴うペナルティも原則ありません。将来の生活設計見直し時にも機動的な対応ができることもメリットに挙げられます。投資信託の商品選びについては私たちプロにご相談ください。

ほかにも、より効率的な運用手段はいろいろ考えられます。この認識を誤ると、思わぬ失敗を招くと言えるでしょう。

そのほか、資産の運用効率を高めるには、返戻率が高い保険を選ぶことも選択肢となりますが、返戻率が高い保険は、保険料も高いのが普通です。しかし、保険料が高かったために中途解約に至れば、資産は目減りします。

保険契約の最大の目的は、まず「保障」、そのうえで資産運用と考えることが、加入にあたって最も大切なことです。

4.保険料は所得とのバランスに注意

バランスのイメージ


生命保険が資産運用に役立つのは、中途で解約することなく満期を迎えた場合に限られます。また、保険料は、満期までの長期間にわたって支払い続けるものです。

そこで、中途解約に至るリスクをできるだけ小さくするために、所得と保険料のバランスを考えることが重要です。

ポイントは、「現在の所得で無理なく支払える保険料」です。具体的には、現在の所得の5%以下に抑えることをおすすめします。

一般的に、所得は年齢とともに増加していくため、現在の所得で無理なく支払える設定であれば、中途解約することなく満期まで継続できるでしょう。

5.できるだけ少ない掛け金で始めることが良い

紙幣の写真


最後に、掛け金をなるべく低く抑えることを考えましょう。

上記において、現在の所得で無理なく支払えるよう設定すべきと述べました。とはいえ、社会のあり方が急速に変化している昨今、将来的に収入が減少する可能性も十分に考えられます。

掛け金を低く抑えておけば、収入が減少した場合にも支払いを継続しやすく、中途解約のリスクを避けられます。

もっとも、掛け金を抑えることで保障が不十分になっては本末転倒です。したがって、必要十分な保障を確保するためのプランから逆算して、最低でもどれくらいの保険料を支払う必要があるかを考え、掛け金を設定するのがよいでしょう。

保険契約の特徴として、掛け金の増額は容易でも減額は簡単ではないことが往々にしてあるからです。


6.生命保険の加入は慎重に

慎重な人の姿


生命保険の加入に伴う注意点と、考え方のポイントについて解説してきました。

生命保険は、あまり深く考えることなく、保険会社のすすめに従って加入する人も多いです。しかし、加入にあたっては計画性をもって、慎重に検討しなければなりません。

生命保険の契約期間は長く、契約を継続することではじめて役立つものです。

生命保険には様々なプランがあり、プランごとに仕組みが異なります。まずは、仕組みをよく理解し、自分にとって最適なプランを選ぶことが大切です。

そのうえで、十分な保障を受けつつ資産運用にもつながるよう、無理のない範囲で掛け金を設定することを心がけましょう。

資産運用については、保険で補完せず、最適な投資信託を積み立てることで、

①コストを大幅に抑えること
②換金性の高さを確保する
③制約のない運用の見直しが可能

などのポイントを押さえて将来に起こるかもしれないリスクに備えた効率的な資産運用を目指すことをおすすめいたします。

弊社では生命保険の取り扱いはしておりませんが、専任担当者が生命保険の契約者のひとりとして、お客様の目線に立って金融のプロの目で最適な保険商品の選び方と資産形成の取り組み方について具体的なアイディアなどをお伝えいたします。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせいただけると幸いです。

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